教育相談の研修講座

平成23年度教育相談研修講座

 栃木県教育研究所では現在、「発達障がいセミナー」、「不登校セミナー」、「個人面接の技法」の3講座を主催しています。詳しくは個々の講座案内に譲りますが、ここでは主に3講座に共通する部分や各々の講座では逆に説明しにくい部分について、「箇条書き」風に紹介したいと思います。

・受講対象者は「カウンセリングや臨床面接に興味を抱く人」なら、誰でも歓迎です。従来は「学校等、教育機関に所属する者」を前提にし、教員や心の相談員を対象にしてきましたが、今年度からは要望に応えて「前提条件」を廃止し、対象を広げて募集することになりました。毎年4月に募集します。

・講座内容はいずれの講座も10の内容から構成されています。
各講座は目的によって当然内容が違いますが、そのうち3分野だけは共通した内容を学びます。
学校カウンセリング、各種カウンセリングの専門領域、精神医学の3分野ですが、それぞれその道の専門家をお招きし、講義形式で学びを深めます。この3領域は、カウンセリングを志すいずれの方々にも共通して必要なものであり、かつ大切だと考えるからです。

・次に各々の講座の特徴について簡単に紹介しましょう。
  研修講座開講予定
※アクロバットリーダーが必要です。

受講者:心理学に興味ある人
定員:各講座30名
受講日:土曜・日曜
      長期休業中
受講料:15,000円

発達障がいセミナー

 ここ数年、学校現場では特別支援教育が叫ばれ発達障がいの問題がクローズアップされています。そこで本講座では発達障がい児のアセスメント(見立て)、問題行動への見方や対応等について、最新の視点から講義・演習を展開していただくことにしました。

 具体的には、精神分析や認知の視点からの講義、また「作業療法」や「臨床動作法」、「発達障がいと描画」など演習を交え、現場ですぐに使える内容として企画されています。従来と違った角度からの講座は新鮮で、必ずや受講者に満足をもたらすように思います。

不登校セミナー

 本講座は「不登校」に焦点をあてて企画された講座です。最近減少したとは言え全国ではなお12万人以上の不登校の子どもたちが存在しています。彼らが不登校に陥った理由は様々であり、従って千差万別の対応が求められ、現場ではもっとも苦慮する点でもあります。

 こうした状況下で不登校に対する様々な視点、対応方法を提供し、現場の役に立つ情報を提供しようというのです。対象は初心者の方でも大歓迎。興味のある人であれば、誰でも学べるよう、分かり易い内容になっています。特に森俊夫先生の「短期療法」、金澤順三先生の「訪問面接の実際」は学校現場で強く求められている再登校に向けて、実際にすぐにでも使える講座内容だと、評判になっています。

個人面接の技法

 従来、「新養護教論カウンセリング講座」と言われていた内容を名称を改め、一般に開放した講座です。保健室、相談室、心の相談室等で、子どもたちと個人的に面接をしている方々の求めに応じられるよう企画されました。「描画療法」で学んだ技法を、実際に用いて得た資料を「HTPによるアセスメント」で見ていただき、子どもたちを「見立て」ていくなど、全般的に大変実践的な内容の講座です。養護教諭、SC、スクールサポーター、相談員や教育相談係の方々などに強くお勧めします。